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運搬車のエンジン「ロビンEH12」の焼き付き修理をしました

今回ご依頼いただいたのは、運搬車に搭載されているエンジン「ロビンEH12」の焼き付き修理です。
焼き付き修理では、最低でもピストン・ピストンリング・コンロッドの交換が必要になりますが、このうちピストンがすでに廃番で入手不可という状況でした。

通常であればここで修理を断念せざるを得ないケースですが、
お客様から「一か八か、ピストンを磨いて使えないか試してほしい」とのご要望がありました。

もちろん、再使用にはリスクがあるため、不具合再発の可能性などをしっかりご説明したうえで、
お客様の強い希望もあり、今回はチャレンジしてみることにしました。

焼き付きで傷ついたピストンを丁寧に研磨し、ピカピカに磨き上げました。
そして、ピストンリングとコンロッドを新品に交換し、エンジンを組み上げて、試運転を行ったところ…..

復活しました!

エンジンを運搬車に載せて試運転したところ、良好です!

諦めかけた機械が見事に復活しました!

なお、今回は運よくエンジンが復活しましたが、これはあくまで例外的なケースです。
主要部品が廃番となっている場合、基本的には修理は難しく、
安全性や今後の維持管理の面からも、新しい機械への買い替えをおすすめいたします。

ご不明な点やご相談があれば、お気軽にお問い合わせください!

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